ガウディの世界

画像提供:   斉藤 隆夫 氏     2023.05.17

仙台の斉藤さんからの投稿です。
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-- 斉藤さんからのメッセージ --

コロナも一段落したとの事ですが実際は油断できない状況が続いております。 しかしながらこの3年間外出もままならない状況に縛られていた反動と長年にわたる鬱蒼とした気持ちをしばし晴らそうと海外旅行に出ることを決断し、 どこに行くか考えた末に、東北にはない解放感を期待し、スペインの肌に刺すような日光を浴びつつ、ガウディの建築物を実際に見る事にしました。

飛行ルートはロシア領土を避けてルフトハンザ航空で北極海を経由しグリーンランドを横断し、氷河を眼下に見ながらフランクフルト経由で乗り継ぎ、バルセロナへは現地時間の午前12時頃に着きました。日本を発ったのが午後12時頃ですから時差を考慮に入れても18時間以上の時間を費やしての到着です。 ツアーで行きましたので時差ボケなど当方の都合などお構いなしに7時間後にはガウディの代表作、カサミラ、グエル公園、サグラダファミリア贖罪寺院の見学です。

現地ではマスクをしている人はほとんどいなく、マスクをしているのは日本人くらいだったのではないでしょうか?

カサミラは車窓見学いたしましたが、中を見るには入場料を取られるそうです。建物の真前に置かれた巨大な顔のモニュメントの意味は分かりません。

グエル公園は広く、まるで土の塊をそのまま貼り付けたような柱は昆虫の世界を連想させます。遠くには未だ建築中のサグラダファミリア贖罪寺院を見ることができます。

マリアの塔が完成し現在イエスの塔を建築中との事でした。ただしこの

コロナ禍により当初予定の2026年完成は伸びたようです。

グエル公園の有名なタイルで装飾されたテラスは何本もの支柱で支えられており、さながら空中庭園といった趣です。テラスの裏面にも装飾が施されております。出口に向かって歩いて行くと様々な色のタイルが貼り付けられた「トカゲ」置かれておりこの公園の名所となっております。公園の中では女性が見たこともない弦楽器を演奏しておりました。


サグラダファミリアはガウディの時代はコンクリート工法がまだ開発されていなかったため砂岩を積み上げて鐘楼が建築されたそうです。正面の生誕のファサード(ファサードは門の意味)は我々が昔から見慣れていた建築物ですが裏手の受難のファサードには現代の建築技法が取り入れられているようでしたし、彫刻群の一部は日本人の手になるとの事でした。サグラダファミリアはまるで巨大な蟻塚といったイメージでした。周りを見渡すと様々な国々からの観光客でごった返しており、ほとんどがマスク無しで、この後コロナが爆発的に広がるのではとの一抹の不安を覚えました。

中には資料館があり、ガウディの生い立ち、サグラダファミリアを建築するにあたっての構造を研究した模型などがありましたし、建築にあたってどのように進行したら良いのかを検討するための模型もありました。

4時間に満たない見学時間でしたが「ガウディの世界」を少しではありますが感じることができました。私の知人は以前に同地を訪れて鐘楼に登ったことがあったそうです。羨ましいですね。


この後スペイン各地を回りましたが今から400年以上前に支倉常長がスペイン経由でローマに行ったことが縁でスペインで「SAKE」が作られているそうです。
https://sakedecoria.es

残念ですが買い求めることはできませんでした。

帰りは南回りでクリミア半島の南150キロの黒海を横断しましたが、ふと以前ウクライナ上空で撃墜されたマレーシア航空機のことが頭に浮び、無事通過できるように祈らざるを得ませんでした。




カーサミラ







グエル


































サグラダファミリア 遠景




サグ






























帰路










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