福島県 裏磐梯

画像提供:   斉藤 隆夫 氏     2021.09

仙台の斉藤さんからの投稿です。
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裏磐梯

 9月末にコロナが収束しているわけでもなかったのですが、後ろめたさを覚えつつ裏磐梯に密を避けて日帰りで出かけてきました。
 磐越西線、猪苗代駅に着くと等身大の野口英世のパネルが迎えてくれます。
身長は153cmですから小柄な方だったと思います。
 表磐梯に向かって右方面から登る途中に1885年の磐梯山の水蒸気爆発により流されて来た「見祢の大石」と名付けられ巨石があり天然記念物となっています。いかにすさまじい爆発であったかを物語っています。
 裏磐梯に入ると五色沼に着きます。エメラルドグリーンの毘沙門沼にハートのマークが付いた鯉がおり、巡り会えたら若い二人は結ばれるとのうたい文句でした。
 裏磐梯の湖沼群は噴火により堰き止められて出来ているために桧原湖の湖底には当時の木々がそのまま沈んでいます。小さな島々が見られますので松島のようだとの説明を受けましたが松は少なかったように思えました。遊覧船から見る磐梯山は噴火の後が今でも生々しく残っており、文字通り山腹が大きくえぐれており噴火当時のすさまじさを物語っています。
 山を下り、猪苗代湖畔を走りかつての皇族の別邸を見学致しました。今では迎賓館と呼ばれる木造の建物は藁葺き屋根で時代を感じさせる作りでした。https://www.tif.ne.jp/geihinkan/
 すぐ近くに天鏡閣があります。こちらも皇族の別荘でしてhttps://www.tif.ne.jp/tenkyokaku/内部は有料で見学できます。
 昔の皇族は資産家であったことを伺えさせます。
 また現皇后の雅子妃が出産前に度々裏磐梯を訪れていたらしく便宜を計らって陸橋を作りまして「雅子様陸橋」と地元では呼ばれているとの事でした。
 野口英世の生家も大きな屋根を架けられた状態で保存されており当時そのままです。隣にいた若いカップルの会話です。「ねえねえ、あの囲炉裏の灰を頭に付ければりこうになれるかな?」「もう無理なんじゃない」
後が怖いですね・・。
 隣接の野口英世記念館にはロボットが設置されており、身振り手振りで話しかけてくれます。https://www.noguchihideyo.or.jp
 悲しいことに現代では彼の業績のほとんどが間違いであったと指摘されておりますが、今後も偉人としての地位が揺らぐことは無いでしょう。























































おまけ *** 桧原湖










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