薬師堂の桜は静かに咲いて・・・

画像提供:   斉藤 隆夫 氏     2020.04

仙台の斉藤さんからの投稿です。
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 仙台も最近新型肺炎の感染者が増えてきており、東京から仙台に転勤される方もウィルスを持ち込んでくるケースもあるようです。

 県知事、仙台市長が賢明に呼びかけ不要不急の外出をできるだけ避けるように呼びかけております。

 甘く見ている訳ではありませんが自宅に閉じこもってばかりいては体にかえって悪いと近くの薬師堂を散策し短時間でありましたがお花見をしてきました。

 いつもであればあちこちに陣取って花見客で賑わっている時期でありましたがほとんど人は出歩いていませんでした。

 陸奥国分寺は、仙台市内に現存する中では最も古い歴史を持つお寺です。
   陸奥国分寺 http://www.08943.com

 いまから1270年以上前の天平期(奈良時代)に、聖武天皇の詔により全国に建立された金光明四天王護國之寺(いわゆる國分寺)のうち、最北に置かれた國分寺でした。草創期には金堂・講堂・七重塔等を具え、最盛期には300坊が軒を連ねる一大伽藍を誇っていましたが、文治5年(1189)戦火に罹って焼けてしまいました。薬師堂を中心とする現在の伽藍は、400年前の江戸時代初頭、仙台藩の祖となった伊達政宗公によって再建されたものです。

 また、草創期伽藍の範囲は国の史蹟「陸奥国分寺阯」に指定されています。

 薬師堂の入り口は平成19年に修復が完了し仁王門と称されています。市内では珍しくなった萱葺屋根の八脚門です。

 伊達 政宗公による再建とされていましたが、伊達家の史料には言及されないことや、萱葺であること。また、木鼻・虹梁に施された彫刻の意匠が古いことから、室町期に國分氏が復興したという中世伽藍の名残りではないかという説も出されています。

 現在はすぐ側に仙台市営地下鉄東西線の駅があり、また敷地に沿って貨物線が走り、静寂とは言い難い環境にありますが境内は歴史を感じさせる凜とした雰囲気に包まれています。

 あいにくの小雨の中撮影してきましたがコロナ騒ぎのため人はほとんどで歩いておりませんでした。すぐ近くに発掘された瓦など展示している展示館がありますので興味のある方はどうぞご覧下さい。一日も早くこのコロナウィルスが駆逐されますように。※一部ウィキペディアより引用。
 斉藤 記



薬師堂の桜は静かに咲いて・・・




































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