ぶらり東京

画像提供:   斉藤 隆夫 氏     2019.02

仙台の斉藤さんからの投稿です。
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2月9日東京へ出かける。夕刻に銀座5丁目にある太宰治が通ったカウンターバー「ルパン」に立ち寄ってみる。路地と言っても良いくらいの道路に面して怪盗ルパンの看板が暗闇の中に浮き上がり、 どこから入るのか戸惑を覚えたが目の前の扉に「Lupin」とあったので入ってみた。石造りの階段が地下に続き、地下に7~8m位の長いカウンターと2mに満たないカウンターがL字に組まれている中、既に多くの客で賑わっていた。 どういうわけか若いヨーロッパ系の男女も静かに飲んでいた。太宰の名は国際的に知れ渡っているのだろうとふと考えた。この店はビルが建て替えられ太宰が通っていた時の建物ではないが太宰が通った当時のヤチダモのカウンターは昔のままだと言うことであった。20人も入れば満員になるのでは無いかと思われる広さであったが、銀髪のバーテンダーがシェーカーを振りカクテルを作っている様子はタイムスリップしているかのような錯覚を覚えた。
偶然にも太宰治が1946年にルパンで撮影された同じ位置に座ることができた。左に目をやると織田作之助、坂口安吾、太宰治の写真が飾ってあり自分の今座っている足の長い椅子も店の演出であろうが多分同じデザインであろうと思われた。ご存じだと思うが太宰治は青森県津軽の素封家の生まれで実家は斜陽館として一般公開されている。
翌日有楽町にゴジラ像があるというので撮影してきたがどちらかというとシェイプアップされたゴジラのような印象を受けた。
上野の近くで竹久夢二の美術館があるというので時間が行ってみたら漫画家バロン吉本氏の個展が行われており40年くらい前の原稿が展示されていた。
1940年の生まれであると言うから80才近いであろう。当日サイン会があったがそれでは新幹線に乗り遅れてしまうので惜しいことに本人の顔を見そびれてしまった。
帰り道に上野で大道芸人を見た。全身を白く塗り微動だにしていないが缶の中に硬貨を入れると体を動かし感謝の意を示していた。
国立科学博物館は我々の年齢になると無料で入れるようで大変ありがたい。
子供の頃慣れ親しんだ零戦が展示されており結構大きい物と感じた。当時の技術の粋を集めて作られた戦闘機であることは間違いないであろう。
寒さ厳しい折皆様も体調管理を大切になさって下さります様に。
 斉藤 記

ルパン


















大道芸人








零戦


ゴジラ





上野のツイスト


科学技術館














日本橋











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