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イヨさんの愛おしいバラ達
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ある日、自分にしてみれば、なにげなく感じたことを、とてもわかりやすく伝えたのです。
「おまえのバラは、なんで一斉に咲がねんだ? 写真みたいに・・・」
おゆるしください。愛する、なんでもやってくれている妻の心を傷つけてしまいました・・・
「じゃあ、あんたがやってみれば。わたしもう、いいから・・・」
バラの面倒をみることが、まるで当然のごとく私に移管された記念日です。(日付の記憶は失われたが)
たった3株だったのです。それが病気なのか何なのか、そう、まるで思い通りにならない自分の子供たちのように、葉っぱは黒くなるし、花はぜんぜん良くならないし。
花が咲いているものも買いました。日が経つにつれどんどん悪くなるのです。去年の9月ごろの話です。
どうして?
でも、イヨギも県立秋田高等学校S45年卒:横の会のハシクレです。腐っても・・・というやつです。
負けん気に、俺の闘志がメラメラと、忘れかけていた向上心を刺激されたというか(なぜ今なんだ!)
バラの本を10冊以上、次からつぎと貪るように読みました。
結果わかったこと。ほとんど肥料を与えず、病気予防や害虫対策もせず、水だけ・・・みたいな。
しかも、鉢植えには水遣りのし過ぎで根ぐされの一歩手前だったりして・・・
10月頃から、バラの【大苗】を買い始めたんです。(大苗=2年生の苗)
本をみてるうちに、購買意欲が掻き立てられ、あっという間でした。20株くらいになるのは。
あれも欲しいな、これもあったら素敵だろうな、妄想というかイメージがどんどん膨らみ、庭をああしたい、こうしたい、イヤイヤやっぱりなどと・・・
そのうち、横の会仙台支部を立ち上げ、会合をかさねるうちに、ある日からバラをやりはじめたことをみんなに言ってしまい、絶対よくしようと強く自分に約束をしてしまいました。
不安だらけの鉢の植え替え、肥料は?土は?冬越しはどうやって?
本も読んだし、人にも教えを請いました。
でも
本に書いてある通りはできないんです。仙台近郊の気候を基準にした年間スケジュール表などまったく載っていないのです。
素直でない、猜疑心が強い性格が災いし、本や人に教えられたとおりやれないのです・・・
もっと良くするには?などと思ってしまい、試行錯誤しながらやりました。
毎日、朝晩、かならず見回りするのです、いえ、したくなるというか、せずにはいられない気持ちになるのです。
笑われました。『朝から晩まで、毎日みていても、そんなに変らないでしょう』
でも、何を言われてもつづけました。
どうしてって。
そこにバラがあるから・・・などと、ツキナミ!
気になってしかたないのです。見飽きないのです。
自分が手をかけてあげて、想像以上に、ほとんどすべての種類の株が、花をみせてくれました。
立派な、すばらしい、うっとりするような姿かたち、誘惑されたいくらい繊細な香りでこれまでやったことが報われた何にも替えがたい喜びと感動です。
バラがいつも身の回りにある、少女マンガの世界じゃないことが、起きているのです。
切ったバラを、お隣にあげて、それはそれはよろこんでくれ、ほめてくれ、こんなうれしい気持ちになったことはありませんね。
わが妻はすっかり、みなおし、
『あんたがほんとにがんばってやってくれたら、いつか、家でお菓子をつくり、お茶などを飲める
そんなお店をやってもいいな・・・』などとのたまう有様。(ホントです。わっはっはっ)
最近は、なにかリスペクトされていることが、そこはかとなく伝わってきます。(思い違いだよっ!)
まぁーそんなこんな
いまや30株を超えました。毎日が仕事よりも充実しています。(このご時勢に不適切な表現でした)
そういうわけなので、
ぜひ写真をみてやってください。ほんとはコメントをつけようと思いましたが、技術がおいつかず
撮っただけですが・・・
いまは、秋バラが素敵に咲くことを夢見ながら、毎朝5時15分には見回りをして、バラ達に声をかけています。
花後の剪定、夏剪定をして、お礼肥、追肥をやり、防虫・防除をしてあげ、できるだけ農薬を控えめにして、有機肥料・天然の活力材をあたえ、つるバラの枝をのばし冬の誘引をかんがえ
アーチの位置やトレリスをどうするか検討し、、、、、アー忙しい。
それではみなさん秋バラの写真をおたのしみに。
仙台横の会のバラおやじ
イヨさんこと五代儀でした
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